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egypt 6
7月9日金曜日、エジプト最後の朝。
ホテルでビュッフェ形式の朝食。思えばどのホテルも朝食は美味しかった。
自分好みのメニューを選べるというのもあるし、無難な食材が多いというのもある。それにパン類は外れはなかったかな。

腹ごしらえが済んだ所で先ず向かったのは「「ムハンマド・アリ・モスク」。
イスラムは金曜日はお祈りの日なので午前中の早い時間に見学する。
カイロの少し外れの高台にある「シタデル」。12世紀頃に十字軍の侵略を阻止する目的で建設された城塞都市。



その中にムハマンド・アリ・モスクはある。



モスクの中に入るのはこれが初めてで少し神妙な面持ちで敷地内へ。
入り口で靴を脱がなければならない。入ると神社と同じように手を洗う場所がありそれからモスクの中へ。
床一面に絨毯が敷き詰められ、天井は繊細な装飾が施され否が応でも神聖な気持ちになる。









ルクソールの片方のオベリスクの代わりにフランスからもらった時計台がここにある。
しかしずっと前から時計は止まったままだと。





次に向かったのは、エジプトに来てここは絶対に外せない「エジプト考古学博物館」。



事前に多少の予習はしておいたが、この膨大なコレクションを短時間で見るのはとても無理。
とりあえずはガイドにめぼしい展示品の解説を受ける。
中でも目玉はやはりツタンカーメンの財宝だろう。
黄金のマスク、黄金の人型棺、玉座や装飾品、どれもが目を見張る物ばかりで心奪われてしまった。
ガイドの説明後は少しの自由時間。歴代のファラオのミイラ室の見学という選択肢もあったが、今回は見送ってとりあえず館内を駆け足に近いが一通り全展示物を見て回った。
この博物館をじっくり見学するならば2週間は時間が必要だろう。


最後の観光場所は大きなスーク(市場)がある「ハン・ハリーリ」へ。



狭い路地にお店がひしめき合っていて、地元の人も賑わっている。
お土産物もたくさん売ってあるが、どこの観光地にも売っている物が多く、特にここにしかないというのはあまりなかったと思う。
一通り歩いてカフェで休憩。ミントティーと水タバコで最後のエジプトを満喫。



流暢な日本語で全行程を的確且つ詳細にガイドを務めてくれたエジプト人のサラムさんと。




イスラムはお祈りの時間が近づいて来た。
こちらの旅もそろそろ終わりを向かえる。



今回の旅は初めての事が多くいろいろと良い経験をさせてもらった。
エジプトはもちろんアフリカ大陸に足を踏み入れたのも初めて。
アラブの国、イスラム教の国に入ったのも初めて。
当然英語文化圏じゃないというのも初めて。
今まで海外というと都市部かリゾート地しか行った事がなく、今回のような歴史的建造物等を見学して回るというのも初めて。
出来るだけ多くの遺跡を観光したかったので、旅行会社が提供するパックツアーに参加したのも初めて。
あー、それに気温が軽く40度を超えるような国も初めて。
バスの中からしか見なかった事だが、スラム街の様子は厳しい物があった。
貧富の差が激しいというのもこの国が抱えている問題の一つだろう。
そういった状況をこの目で見たのも初めてだった。

でもやはりこの国の中にある素晴らしい遺跡の数々、美しい自然に触れられた事がなによりの体験だった。

デイト: 2010.07.09 Friday 16:02  カテゴリー: 日記 | 井上富雄 | Tomioweb

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egypt 5
ラムセス・ヒルトン・ホテルを早朝出発。ラムセス駅へ。



駅前。駅構内は撮影禁止だった。


この旅初めての列車移動。
行き先は地中海に面したクレオパトラの町としても有名なアレキサンドリア。

ラムス駅まで約2時間半。エアコンが効きすぎていた以外は快適な列車の旅。


アレキサンドリア、さぞ海外沿いの瀟洒な建物とかリゾート感で満喫出来るのではと赴いたが、現状はかなり違っていた。





最初の観光地。
「コム・エル・シュカファのカタコンベ」という共同墓地だった所へ。
地下3階にまで螺旋階段で降りると、ちょっと迷路のようにもなっていた。
ローマ彫刻風のメデューサのレリーフもあったり、グレコ・ローマン時代の文化が入り混じっているのがわかる。
だが、地下3階は浸水している事もあってか、何とも言えない湿気と、やはり元墓場と聞いてちょっとひんやりもした。
当然撮影禁止だった。


「ポンペイの柱」を見学。
現在は大きな柱が1本とスフィンクス像が2体あるだけで、これといって見栄えする物がないというが印象だった。
南方の様々な巨大遺跡を見た後だけに少し目が慣れて来たのもある。
ガイドさんの説明によると、ローマのポンペイウスとは何の関係もなく、ここにあった神殿及び図書館を建てたのは、ローマ皇帝ディオクレティアヌだそうだ。
建設当初はこの高さ30mの柱が400本あったというからさぞ壮大な建造物だったのだろう。




次に向かったのは「アレキサンドリア国際博物館」。
元は宮殿だった建物を改築したこじんまりとした博物館。
地下が古代エジプト、1階がグレコローマン、2階がイスラム文化に分かれている。
1階には地中海沖で発見された遺跡、装飾品に金貨銀貨が展示されていて、まさにお宝発掘的な下世話な好奇心に駆られた。
以前は写真OKだったらしいがこの日はNGだった。ガイドの説明だと日によってまちまちだとか、これもエジプトモードだそうだ。





初めて見る地中海に心は弾む。ましてやアフリカ大陸側から眺めるとは思っていなかったから。



「カイトベイの要塞」。



昼食は海岸沿いに面したレストランで。フライではあるけど魚が食べられた。ずっと肉料理が続いていたのでほっとする感じ。
写真忘れてしまった。


昼食後バスでカイロへ戻る。

夜はナイル川ディナークルーズに参加。
船に乗って食事を楽しみながらベリーダンスやタンヌーラダンスのショーを満喫する。
やっとアラブ音楽をじっくりと聞く事が出来た。
ダルブッカ等パーカッションは生だが、その他はシンセというのが玉に傷だったが、それでも十分に雰囲気は味わえた。
それにしてもタンヌーラはひたすら回り続けるのだが、いったい何回転してるのだろうか?目は回らんのか?




ショーが終わり船の屋上へ上がり、夕涼みをしながらカイロの町を眺める。
エジプト最後の夜にゆっくりとした時間が持てた。





デイト: 2010.07.08 Thursday 19:08  カテゴリー: 日記 | 井上富雄 | Tomioweb

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egypt 4


夜明け間近のナイル川。


アスワンの砂は黄色みを帯びてきれいな砂。
少しペットボトルに採取して持ち帰った。





バスはアブシンベルへ向けて走る準備をする。

アスワンからアブシンベルへは、勝手に観光する事が出来ず、銃を携帯したガードマンも同行しなければいけない。

エジプトにとって観光収入は重大というのもあるだろう、そこに問題なきよう徹底したセキュリティー体制だった。


アブシンベルまで約3時間、砂漠の中の一本道をひたすら走る。




「アブシンベル神殿」に到着。チケット売り場から入り口に入るとちょうど神殿の裏側にでる。そこからぐるっと右に回るように歩くと、世界一の人造湖ナーセル湖が見えて来る。



さらに歩くと巨大なラムセス二世像の横顔が見えてくる。
大神殿の前に来ると、高さ32メートルの四体のラムセス二世の座像が並ぶ。
圧巻である。この旅最大のハイライトでもある。






左から20代、30代、40代、50代の肖像だとか。
30代のは崩れて頭部は足下に転がっていた。

その向こう隣に小神殿がある。
妻であるネフェルタリのために建設したもの。
こちらも入り口の像は素晴らしい。




両神殿共、内部は撮影禁止。
きれいなレリーフがたくさん残っている。
ラムセス2世が戦うシーンや、戦いに勝って捕虜を率いるシーンなど面白いレリーフがたくさんある。


実はこの神殿は現在の場所より60メートル下にあった。
アスワンハイダムの建設にともないナーセル湖の水位が上がり水没の危機にあったため、小さくブロックに切り分け移築された。
その話も度肝を抜かれた。よく無事に移築出来たものだ。





アブシンベルの小さなホテルで昼食を取る。
砂漠の中にふさわしい何ともかわいいたたずまいのホテル。







エジプト料理は特筆するのものに巡り会わなかった。自分が食べた物がたまたまそうだと思うのだが、どこで食べてもメニュー的に代りばえしない。まずいわけでもないが、取り上げて美味しいという感触もなったのが事実かな。
まあ、お酒も飲まない土地柄というのもあるのか、暑さという環境もあるだろうし、食に対しては日本よりはルーズな気がする。

その中でもここで食べた昼食は、環境も良かったせいか満足いく物だった。









バスに乗り帰路に。
またまた砂漠の中の一本道をひたすら走る。

時々建物が目に入るが、その中の一件のカフェで休憩を。








わかりづらいが遠くに蜃気楼が見える。湖にように見えるのは全部まぼろし。



アスワンへ戻り、更に飛行機でカイロへ。



夕食はカイロの日本大使館近くにある中華料理屋へ。
中華料理と期待をしたが、ここのご飯もちょっと…。


初めてのカイロの夜。
ナイル川の夜景もきれいだった。





デイト: 2010.07.07 Wednesday 16:27  カテゴリー: 日記 | 井上富雄 | Tomioweb

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egypt 3
3日目、目覚めて窓の外を見ると、ナイル川の上空を気球が飛んでいた。



朝食後ホテルを出発。ナイル川上流南方へとバスを走らせる。


最初に到着したのはエドフという町。「ホルス神殿」を見学する。
紀元前57年、クレオパトラ女王の父プレトマイオス12世の時代に完成したものらしい。





雲一つない青空にそびえ立つ搭門がとても印象的だった。現在もレリールも含めきれいに残っている。建築された当初は色鮮やかなレリーフだと思うとその美しさたるや計り知れない。




お香のせいで天井が真っ黒になっている。



一番奥の至聖所には船型の神輿がある。



色んな神話が表現されている美しいレリーフ。








ハヤブサの神ホルスを祀る神殿。






次に向かうは更に南へと上流へ、「コムオンボ神殿」。
浮き彫りのレリーフが見事に現存している。





ここのレリーフは他の場所の物より精巧に彫られていて興味深い。










ナイロメーター。






コムオンボから見たナイル川。




バスは次の町アスワンへと向かう。

アスワンに着いて昼食を取り、「アスワンハイダム」の見学。
これは古代建造物じゃない。近代技術を駆使したダムである。
でもこのダムによって出来た湖は人造湖としては世界一。世界一が多い国である。



旧ソ連の協力のもと完成した。
その記念の塔。



この日最後の見学は「未完のオベリスク」。
花崗岩で出来た山を切り開いて削りだしていた。





切り出した後。


岩に穴をあけ、そこに木を埋め込み、水を浸す事で膨張し岩が割れるとの説明だったが、どうしても納得いかない。
ピラミッドの石もそうだが、そもそもこんなでかい物をどうやって削りだして、ましてやこんな重たい物を船で運んで、それで更に謎なのはこんなに長くて重い物をどうやって建てたんだろう?

このオベリスクが完成していたら世界最大の物となっていた。










ナイル川の中州にあるイシス・アイランドが宿泊先。





ナイル川沿いのレストランで夕食。

デイト: 2010.07.06 Tuesday 22:09  カテゴリー: 日記 | 井上富雄 | Tomioweb

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egypt 2
エジプト2日目。午前4時半にホテルを出発しカイロ空港へ。6時の便でルクソールへと移動。





ルクソール空港

ルクソール市内は観光地だけあって、信号機はあるし(笑)町もどことなく落ち着いていてきれいな印象。
だが少し郊外へと行くとここも貧困層の集落が現れてくる。





空港からバスで先ずは死者の町と言われるナイル川西岸へと。西は日が沈む方角からそう言われているらしい。

西岸に渡って最初は「メムノンの巨像」を見学。巨大なのは確かだが崩壊が激しく今一感動には欠ける。






王家の谷へ。
歴代のファラオが眠る巨大墓地。
先ずは有名な「ツタンカーメンの墓」。入ってみると意外に狭い。ここにはほんとのツタンカーメンのミイラが展示してあった。奥にはミイラが入っていた人型棺と厨子が残っている。

次に「ラムセス9世の墓」ツタンカーメンのとは一変してかなり広い。現在は何も残されていないが、通路の脇には壁画が鮮やかに残っていた。
見た中では一番大きかった「ラムセス3世の墓」、最後に「ラムセス7世の墓」を見学して王家の谷を後にする。
ここでは一切撮影禁止だった。




次に向かったのは山の反対側ある「ハトシェプスト女王葬祭殿」。ファラオが亡くなった時に葬儀が行われていたという葬祭殿。
2階の脇には女王誕生伝説のレリーフがきれいに残っている。3階はかなり修復されている箇所が多いと聞いた。





十数年前にテロ事件が起きた苦い記憶の場所でもある。



お昼が近づき気温も上がり、未だかつて体験した事のない温度にクラクラしてくる。

アラバスター(大理石)の加工所によりいくつか工芸品を入手した。





ナイル川東岸に戻り昼食。

午後はルクソール東岸観光。

エジプト最大級の神殿「カルナック神殿」を見学。



羊のスフィンクス。






ビネジェム像。


百本以上建ち並ぶ大列柱室は壮観この上ない。
ほんとに広い。見所満載で目を見張るばかりだった。映画ナイル殺人事件の舞台にもなっていた。









午後2時を過ぎたあたりで気温は猶に45度を超えている。
笑っちゃうくらい暑い。






一旦ホテルへ戻り休養を取った後夕食。



ルクソールの路地裏。



暑いせいか夜になるとどこからともなく人々が集いだす。
夜中の2時過ぎても子供達が遊んでいる光景も見慣れて来た。




夜はライトアップされた「ルクソール神殿」を見学。
対になっていたオベリスクの一本はパリにあるというので有名な第一搭門。



脇にはラムセス2世の像。エジプトでこの王の像を見ない日はないというくらい影響力のあったファラオだった。








神秘的で幻想的な世界に一時我を忘れる。








デイト: 2010.07.05 Monday 17:27  カテゴリー: 日記 | 井上富雄 | Tomioweb

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